外資で働く人は何故 "外資系の〜"という接頭語をつけるのか
IT系企業で働いています。
金融系の業界で務めています。
そういえばいいではないか。
でも人は、外資系ITで〜 外資の金融機関で〜 という。何故だろう。
"外資"といえばある程度その会社の特徴が伝わるからかもしれない。
給料が良さそう、外国語が飛び交っていそう、社内での競争があり、仕事ができないとクビにされそう、とか?
そもそも約385万あると言われている日本の会社の中で、外資系の企業はわずか3300程度らしい。
以前ある女性に出会ったとき、彼女はこういった。
「外資系のアパレル企業で働いています。」
ふと、ファンシーなオフィスで働くおしゃれなキャリアウーマンたちを想像した。
ただ実際話をよく聞いてみると、彼女はZARAのショップ店員だった。
別にショップ店員さんを悪く言いたいわけではない。
確かにZARAはスペイン発の企業なので外資系企業なのだが、「外資系のアパレル企業で働いています。」よりも、簡単に、実際の仕事の様子を伝えられる他の言葉があっただろう? と思う。
いつかMcDonaldの店員になったら”外資系の大手外食産業業界で〜”と言おう。
”外資系”企業。
やはり人はその響きのステータスを伝えるためにそう口にするのかもしれない。